いろはうた
マラソンの過ぎし後より晴れ初めて試み顔の今年空かな
東京マラソンランナーの皆さんご苦労様でした。心肺停止に陥られた二名の方も無事蘇生せられたやうで何よりです。都心から新開地へと未来を目指す意気込みを籠めた企画かと思ひますが、往々かかる試練もあることでせうか。前途には輝かしい使命とその達成とが課されてゐる国と信じますので、私がこととする「いろは」基本に立ち帰り
いろはうたを頭に
一夜にてローマは成らず華やぎをうち貫きて堪へとほすもの
いろは四十八音とは和歌三十一音俳句十七音の和でありますので一首にして二つの作品を作ることも可能です。その作例
分けゆかむ夏大空を峰路越え入る狹沼井に薄れ燈ともせ
菖蒲葺く軒端へ遠路便りして
わけゆかむなつおほそらをみねちこえいるさぬまゐに
うすれひともせあやめふくのきはへゑんろたよりして
夏山行の道々にての句歌日記といふ風情にもつくれます。皆さんもおためしあれ。かかる融通自在ないろはと五十音の器を何故「現代仮名遣」なる穴ぼこ仮名ころがしに辱めて悟らぬのか、いぢめ児童の出席停止措置以前にかかる国語いぢめを撲滅することこそ美しい国をつくる上での不可避の道程だといへます。


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